アルミフレームの端面(横あな、小口面)にタップ加工(ねじ穴加工)を
依頼できる加工業者をお探しの方はぜひご覧ください。
- フレームメーカーで加工してもらっているが単価が高い
- 自社で手加工しているため効率が悪い
- L寸法が長すぎて加工できない
などの課題を解決いたします!
アルミフレーム端面(横あな、小口面)タップ加工(ねじ穴加工)とは?
まずはアルミフレーム端面のタップ加工についてご説明します。
アルミフレームの断面には上の画像(赤矢印部分)のような穴が
あらかじめ素材の状態で成形されています。
これがタップ加工をする前の下穴径となっていて、この穴にタップ工具を
使用してねじ山を切ることでねじ穴を作ります。
ねじ山を切ると画像の【加工後】のような状態になり、アルミフレーム同士を
ボルトを使用して組立・結合できるようになるということですね。
課題1 フレームメーカーに加工してもらっているが単価が高い。
アルミフレームのメーカーでは端面のタップ穴あけを追加工してくれる
サービスがあり、加工設備を保有していないユーザー様はタップ加工まで
完了した状態で購入していますね。
1本や2本など数本ならば問題ありませんが、大量のアルミフレームを加工する
となると、その加工単価が高いと感じるかたもいるのではないでしょうか?
例えばM5の深さ15mmタップ加工を両端面やってもらうと追加工費360円、
これを100本加工するとなると36,000円ですから、加工費もバカになりませんよね。
弊社では横型マシニングセンターを使用してアルミフレームの端面タップ加工を
高効率で行うことで加工単価を下げることが可能です。
例題を使用してフレームメーカーと弊社でのタップ加工単価を比較してみましょう。
アルミフレーム寸法:□40 x L=1000mm
加工内容:両端面にM5の深さ15mmのタップ加工を行う。
上記条件での見積りをしてみました。
数量 | 1 | 5 | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 100 |
フレームメーカー単価 | 360 | 360 | 360 | 360 | 360 | 360 | 360 | 360 |
弊社単価 | 1,840 | 515 | 350 | 270 | 240 | 230 | 220 | 200 |
※あくまで参考です。各種条件により単価変動します。
弊社での端面タップ加工はマシニングセンターで行うため、段取り時間が発生します。
そのため、本数が少ない場合、コストメリットがありません。10本を超えると単価が
フレームメーカーより安くなりました。しかし、上記単価は送料が考慮されていないため、
送料を考慮すると数量30本あたりからコスト優位性があると考えられます。
ちなみに100本ですと、1本あたり160円ダウンで、
総額 100本 x 160円 = 16,000円 の加工費削減となります。
ここから送料分を差し引いてもコストメリットありそうですね。
課題2 自社で手加工しているため効率が悪い
アルミフレームにタップ加工する設備がない場合、
タップハンドルにハンドタップを付けて、手回しでタップ加工を
している(手加工している)かたも多いのではないでしょうか?
数本でしたらその方法でもいいとは思いますが、
数十本~数百本になると
- 手作業のため、作業者による品質にバラつきがある。
- 効率が悪く時間が掛かる
などの問題が出てきます。
弊社でも経験があるのですが、手作業ですとどうしても端面に対して
垂直にタップを挿入できず、曲がってしまい、ネジゲージのとまり側が
不合格になるなどの問題が発生することがありました。
弊社での横型マシニングセンターを使用してのタップ加工でしたら、
高効率で品質が安定したタップ加工が可能です。
課題3 L寸法が長すぎて加工出来ない
L寸法が長すぎると加工する機械の性質上、加工できないという問題が発生します。
弊社では横型マシニングセンターを使用し、
L寸法が4mまでのアルミフレーム端面のタップ加工が可能です。
(条件によっては6mまで可能なこともあります。)
今回はアルミフレームの端面タップ加工に関するご紹介でした。
上記の問題でお困りでしたらぜひ石原精工までお問合せください。
この記事へのコメントはありません。